木のQ&A
Q7 | 住宅に使われる主な樹種とその特長は? |
---|---|
A7 |
|
Q8 | 主な木質建材は? |
---|---|
A8 |
|
Q9 | JAS制度とは? |
---|---|
A9 | JAS(Japanese Agricultural Standard)制度 JAS制度とは、「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(昭和25年、法律第175号)」に基づいて、農林物資の(1)品質の改善、(2)生産の合理化、(3)取引の単純公正化、(4)使用又は消費の合理化を図るため、農林水産大臣が制定した日本農林規格(JAS規格)による検査に合格した製品にJASマークをつけることを認める「JAS規格制度」と、一般消費者の選択に資するために農林水産大臣が制定した品質表示基準に従った表示をすべての製造業者又は販売業者に義務付ける「品質表示基準制度」の2つからなり、これら2つの制度によって、公共の福祉の増進に寄与することを目的としています。 平成18年9月現在、71品目について218規格が定められており、木質建材では18品目、34規格が定められています。 素材 針葉樹の造作用製材 針葉樹の下地用製材 広葉樹製材 針葉樹の構造用製材 集成材 構造用集成材 枠組壁工法構造用製材 枠組壁工法構造用たて継ぎ材 単板積層材 構造用単板積層材 構造用パネル 押角 耳付き材 電柱用素材 まくら木 合板 フローリング |
Q10 | AQ認証制度とは? |
---|---|
A10 | AQ(Approved Quality)認証制度 AQ認証とは、新しい木質建材等について品質性能等を客観的に評価・認証し、消費者に対し安全性及び居住性に優れた製品の提供を目的として、(財)日本住宅・木材技術センターが認証するもので、認証製品にはAQマークを表示することになっています。 需要者ニーズは多様化・高度化してきており、木質建材も次々に新しい製品が開発されてきています。 AQはこのような技術開発による新製品について機動的に品質性能基準の整備を行ない迅速に対応することを通じて、消費者ニーズに応えようとするものです。 現在、高耐久性機械プレカット部材、保存処理材など27品目が認証対象品目となっています。 |
Q11 | 機械プレカットとは? |
---|---|
A11 | 在来軸組構法では建て方の前に、大工が柱や梁桁の接合部分に寸法線を入れ、ノミなどの電動工具で予め加工しておく。これを「墨付け・刻み」といい、その加工する場所を「下小屋」という。この工程は非常に大切で、かつ熟練度が必要であるが、最近の技術者の不足や生産性の点から、専用機械を使った工場生産ラインの中で行うことが多くなってきている。これを「機械プレカット」という。 プレカット機械の祖型は昭和40年代後半に開発され、その後50年代後半に自動化され今日的なプレカット機械がCAD/CAMシステム化された。これらのプレカット機械も専用加工機を単にラインで結んだタイプ、これにコンピュータで加工情報を供給できるタイプ(半自動ライン)、加工機械―ラインの系をすべてコンピュータで制御したタイプ(全自動ライン)など多様である。最近では、高機能が付与されている後者のタイプが市場に多く出回る一方で比較的廉価で工務店の下小屋にも設置できる新しいタイプのコンパクトなプレカット機械も開発され始め、ニーズをカバーする適応範囲は著しく拡大している。 |
*参考文献: | 木材の知識((財)経済調査会) 最新木材工業辞典((社)日本木材加工技術協会) 木材百科((財)秋田県木材加工推進機構) (社)日本農林規格協会HP (財)日本住宅・木材技術センターHP |